シャフトカット
シャフトカット
ここでは実際にお客様からお預りし、お好みに合わせた他人と差が付く
特別仕様にチューンしたエレキをご紹介してます。

 

千葉市 内藤様  機種:EVINRUDE INTRUDER74 42inc 24V

 

写真をご覧通り、この機種はミンコタ社のOEMにてエビンルードブランドで販売されているモデルで、ミンコタ社マクサムシリーズとほぼ同じデザインになっています。

 

当初内藤様からのご依頼は、マウントがバウガード付きでシャフトから取り外しができないタイプであった為、主な使用環境であるレンタルボートにセットする際レンタルバウデッキにマウント、エレキ本体全てセットした状態で移動、保管を行なっていたそうです。しかしこれでは非常にかさばる為マウントを新品の取り外し可能のタイプに変更して欲しいというものでした。

 

またシャフトの長さもレンタルボートでの使用には長すぎるため私どもにてショートカットすることを承りました。

後日、マウントについてはご本人さんで中古を探すことができた為、

 

  1. 現状装着されているバウガード付きのマウントの取り外し
  2. シャフト長を42インチ→36インチへ変更
  3. ボートの後ろにバッテリーを置くために延長コードの設置を施行

以上、3点の改造を施行することになりました。

元々バスボートに装備されるようなタイプの機種ですのでかなりモーターの大きさがあり重量もそこそこありました。これにマウントとバウデッキを付けたままでは相当の重量になり釣りに行くのも億劫になってしまうでしょう。実際私どもへ送付されて来た段階ではマウントと本体が一緒になった状態でしたが、箱から取り出すのさえ大変な作業になりました。

 

さらにシャフト長も42インチでしたのでリザーバー等でオーバーハングの中にサイドキャストで放り込むといった際にシャフトの長さが長すぎますのでエレキのヘッドが出っ張って邪魔になることも多かったはずです。

 

 私見ですがVハルアルミと和船以外で42インチシャフトは必要ないです。通常のヤマハのレンタルボートであれば36インチ、ジョンやパントであれば30インチで十分です。

 

上記作業について私どもでは3日間お時間を頂きました。これはこの機種独特の原因があり、少しお時間が掛かりすぎましたが通常のマクサム及びATシリーズ又はモーターガイドツアーエディション等であれば1日~2日にて作業を行なうことができます。

 

またモーターガイドであればシャフトをカットせず新品のショートシャフトに交換することも可能です。機種によりますのでお問合せください。

 

Motorguide SF,F,EF,FW,ブルート各シリーズ ステンレスシャフト

(新品シャフトへ交換) 15,000円~(シャフト長により異なる)

Motorguide Touredition,ツアーTRシリーズ

シャフトカット20,000円

Minnkota AT,Maxxumシリーズ カーボンシャフト

(シャフトカット シャフト切断面加工) 25,000円

 

今回のEvinrude Intruderに関しましてはミンコタと同じ造りですが、シャフトがアルミニウム製で作業が特殊なケースの為、費用は上記に当てはまりませんでした。

これがエビンのニューモデルです。どうも殆どミンコタと同じようですがモーター周りだけ旧エビンと同じデザインを踏襲しています。見ての通りマウントは取り外し不可能なタイプです。

 

ヘッド部を全て分解しマウントからシャフトを抜き取ります。この後シャフトをカットし組み上げるだけなのですがミンコタやこのエビンの場合、シャフトのトップを加工する必要があります。

 

改造完了です。ノーマル時と比較してシャフトを6インチ短くしました。それに合わせてアウターチューブも4インチカットしております。これに延長電源コードを3m設置し、ハイパワーエレキのレンタルボート仕様完成です。

 

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お客様の声

まず、何を差し置いても軽くコンパクトになった!(笑)エレキ本体と、マウント付きバウデッキが別々に運べて、エレキ本体、マウント、バウデッキが一体で「死ぬほど」重かった改造前と比べば、雲泥の差です。(まあ、これが本来の姿なんですけど…。)自分はハッチバックタイプの車ですので、荷室が狭く、後部座席を倒しても42インチシャフトはきつかったのですが、カットして36インチにしたことで車への積み下ろしも含めて楽になりました。

 

取り付けてからですが、シャフト長6インチの差で、見た目では大きく変わったようには見えません。ただ、たったこれだけでも体感的には結構な差になります。「エレキのヘッドが下がった」という精神的なものも大きいと思いますが、左舷方向のサイドスローが楽になり、スキッピングもやりやすそうです。また、42インチシャフトだと、エレキを引き上げるとボート内がかなり窮屈になりましたが、36インチだと引き上げても邪魔にならないレベルになりました。

 

根元から変えていただいた電源ケーブルも、しっかりしたもので、ボート内の取り回しがすっきりとして良い感じです。中継部分のトラブルを気にしなくてよいので、安心して釣りに専念できます。

 

ペダルが硬いのと、方向が若干変だったものもついでに直していただき、これも良好でした。

 

とりあえず、改造していただいた部分に関しては満足がいく結果になりました。

 

(千葉市内藤様からのレポート原文まま)

内藤様ありがとうございました。

 

やはりバスボート用のエレキをそのままレンタルボートで使用するには無理がありますよね。ストレス無く使用する為に多少改良しその結果より多くのバスを釣ることが可能になります。エレキのヘッドは限界まで下げて使用した方が圧倒的に使いやすくなります。ただペラの部分は水面に近いほど移動の際スピードが出ますので、限界までシャフトは短い方が良いことが多いです。

 

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